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咳・たん・のどの痛み

咳、たん

かぜ(急性上気道炎)

ある日から急にせき、喉の痛み、鼻水などが出現した場合には、まずかぜ(急性上気道炎)を考えます。発熱は認めないか、あるとしても微熱(37度台程度)であることが多いです。ウイルス感染が原因であることがほとんどで、抗生物質は無効です。1週間程度で自然に改善します。

インフルエンザ

典型的にはかぜのような気道症状に加えて、悪寒とともに38度以上の高熱をきたします。頭痛、関節の痛み、筋肉の痛みなどを伴うことがあります。当院では鼻腔からの抗原検査で診断します。専用のお薬もありますが、多くは時間の経過とともに自然に症状は改善します。周囲への感染力が強く、発症から5日、もしくは解熱後2日までは自宅待機となります。

新型コロナウイルス感染症

かぜのような気道の症状に加えて発熱を認めます。軽症〜重症まで様々なパターンを呈し、症状からは普通のかぜやインフルエンザと区別がつきません。周囲の流行や接触歴などを参考に、疑わしい場合は抗原検査などを行い診断します。息切れや酸素濃度の低下を認める場合は肺炎への進展も考慮してレントゲン検査を行います。

肺炎

咳と痰に加えて発熱を認める場合には肺炎を疑います。鼻水や喉の痛みは認めないことが多いです。症状が進行すると息切れを伴います。胸のレントゲン検査で肺に影があることで診断します。血液検査で炎症の数値を確認し、抗生物質で加療を行います。

副鼻腔炎

かぜ症状が先行したあとに、頬や鼻の裏側の骨の空洞に鼻水などが貯留し、膿となって炎症を起こす病気です。発熱や頭痛、目の周りや頬の痛みを伴うことがあります。おじぎをするように頭を下げると頭痛が悪化します。

慢性閉塞性肺疾患

長年にわたる喫煙が原因で起こります。歩行時の息切れに加え、慢性的な咳・痰などを認めます。呼吸機能検査で診断を行います。

咳喘息

風邪を引いた後や季節の変わり目などを契機に、主に朝方に空咳が続く病気です。症状が強いと1日中咳が出ることもあります。気管支喘息とは異なり、ゼイゼイといった喘鳴は認めません。会話をする度に咳が出るため、長く喋ることができずに日常生活へ支障が出ます。冷たい空気にふれると咳が悪化する特徴があります。

逆流性食道炎

胃酸が胃から食道へと逆流してくる際にのどを刺激し、それによって咳が出ることがあります。主に食後や夜間に横になった際などに咳を認めます。

 

のどの痛み

かぜ(急性上気道炎)

せき、鼻水、微熱などと共にのどの痛みが出ることがあります。かぜによるのどの痛みは、朝の起きたときに強く自覚され、食事・飲水などしている間に日中にかけてやや改善する傾向があります。

熱は認めないか、あるとしても微熱(37度台程度)であることが多いです。ウイルス感染が原因であることがほとんどで、抗生物質は無効です。1週間程度で自然に改善します。

インフルエンザ

典型的にはかぜのような気道症状に加えて、悪寒とともに38度以上の高熱をきたします。頭痛、関節の痛み、筋肉の痛みなどと共に、喉の痛みが出現することがあります。

当院では鼻腔からの抗原検査で診断します。専用のお薬は発症から48時間以内に使用する必要がありますが、服薬のタイミングを逃した場合でも多くは時間の経過とともに自然に症状は改善します。周囲への感染力が強く、発症から5日、もしくは解熱後2日までは自宅待機となります。

新型コロナウイルス感染症

発熱や、かぜのような咳・たん・鼻汁などの気道の症状に加えて強いのどの痛みを認めることがあります。軽症〜重症まで様々なパターンを呈し、症状からは普通のかぜやインフルエンザと区別がつきません。

周囲の流行や接触歴などを参考に、疑わしい場合は抗原検査などを行い診断します。息切れや酸素濃度の低下を認める場合は肺炎への進展も考慮してレントゲン検査を行います。

溶連菌性咽頭炎

強いのどの痛み、嚥下時の痛みと共に38度以上の高熱を認めます。咳や鼻水を伴わない点が、通常のかぜとは異なります。扁桃腺には白い膿が付着し、首まわりのリンパ節が腫れることがあります。疑わしい場合は抗原検査を行い、抗生物質で治療を行います。

急性喉頭蓋炎

強いのどの痛みと、それに伴う嚥下痛、発熱が特徴です。症状が進行すると唾液も飲み込めなくなったり、声質が変化したり(含み声)、呼吸困難が出ることがあります。緊急性のある疾患であり、原則として耳鼻科紹介・入院対応となります。

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