メニュー

過敏性腸症候群について

過敏性腸症候群とは何か?

このページでは過敏性腸症候群について詳しく解説しています。過敏性腸症候群は、日本人の10人に1人は持っていると言われるほど、よくみられる病気です。金町、水元、三郷で過敏性腸症候群にお困りの方は、中沢内科胃腸科医院までお気軽にご相談下さい。

過敏性腸症候群の症状

下痢や便秘が繰り返し起こる

過敏性腸症候群は、慢性的な腹痛や腹部不快感とともに、下痢や便秘を繰り返す病気です。腸の機能の問題が原因と考えられており、下痢型、便秘型、混合型など、便の性状や頻度によって幾つかの型に分類され、人によって症状が異なります。

腹痛や腹部膨満感がある

過敏性腸症候群では、不定期に腹痛や腹部膨満感を認めます。こういった症状はストレス環境下で特に頻度が増加し、また排便と共に一旦は改善する特徴があります。通学・通勤の電車内、会議の途中などに腹痛が起きてトイレへ行きたくなるといったエピソードを認めることがあります。

検査で異常を認めない

過敏性腸症候群は腸の動きの問題と考えられており、原則として検査で異常を認めません。そのため、例えば血液検査で炎症の数値が上昇していたり、大腸内視鏡検査で腸に炎症などの所見があった場合などは、別な病気を考える必要があります。

過敏性腸症候群の分類

過敏性腸症候群は、症状に応じて以下の4種類に分けられます。それぞれの症状に応じて治療の方法が異なります。

便秘型

硬便or兎糞状便が便形状の25%を超え、かつ、軟便or水様便が便形状の25%未満

下痢型

軟便or水様便が便形状の25%を超え、かつ、硬便or兎糞状便が便形状の25%未満

混合型

硬便or兎糞状便が便形状の25%を超え、かつ、軟便or水様便が便形状の25%を超える

分類不能型

便形状の異常が不十分であって、上記3種類のいずれでもない

(出典:Mearin, F. et al. (2016). Gastroenterology. doi: 10.1053/j.gastro.2016.02.031. )

過敏性腸症候群の診断と検査

過敏性腸症候群は特定の検査で異常が出る病気ではありません。医師が問診を行い、症状の経過が診断基準を満たすと考えられた場合は、過敏性腸症候群と診断して治療を行います。また、経過の中で他の病気の除外が必要であると判断される場合には、血液検査や大腸内視鏡検査などを提案する場合があります。

過敏性腸症候群の治療

日常生活上のアドバイス

以下のような日常生活上の注意点を守ることで、症状が緩和すると言われています。

  • 繊維を多く含む食事を摂る
  • 定期的に運動する(最低週3回、1回30分以上)
  • 香辛料の入った食事を避ける
  • アルコール多飲を避ける
  • 明らかに症状が悪化する食事がある場合は避ける
  • 夜間の食事を避ける
  • 睡眠不足とストレスを回避する

内服による治療

過敏性腸症候群は、内服薬での治療が可能です。整腸剤、高分子重合体、止痢剤、漢方薬など、幾つかの選択肢がありますので、医師と相談しながら治療を進めていきます。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME