帯状疱疹ワクチン定期接種について
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、水ぼうそうウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が原因で発症する病気です。子どもの頃に水ぼうそうにかかった後、ウイルスは体内に潜伏し、加齢やストレス、免疫力の低下によって再活性化すると、帯状疱疹として現れます。
この病気は、体の片側にピリピリとした痛みが生じ、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れるのが特徴です。痛みが強く、3〜4週間ほど続くことが一般的です。発症後に神経痛が長期間残る「帯状疱疹後神経痛(PHN)」を引き起こすこともあり、高齢になるほどそのリスクが高まります。
帯状疱疹ワクチン定期接種の対象者
以下のいずれかに該当し、過去に帯状疱疹ワクチンを接種していない方が対象となります。
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65歳の方
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70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の方(経過措置として令和7年度から令和11年度まで対象)
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101歳以上の方(令和7年度のみの経過措置)
接種期間
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65歳の方:65歳の誕生日を迎える年度の4月1日から翌年3月31日まで
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70歳以上の対象者:対象となる年齢に達した日が属する年度の4月1日から翌年3月31日まで
費用
全額公費負担のため、無料です。
接種ワクチン・接種回数
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生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン):1回接種
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不活化ワクチン(シングリックス®):2回接種(定期接種開始前に1回接種している場合は、残り1回)
※ 生ワクチンまたは不活化ワクチンのいずれかを選択して接種できます。予防効果は不活化ワクチンの方が高いため、原則として不活化ワクチンの接種をおすすめしております。
接種方法
当院では予約制となりますので、事前にお電話にてご相談ください。接種当日は区から送付される予防接種予診票を忘れずにお持ち下さい。
葛飾区金町・京成金町周辺で帯状疱疹ワクチンの接種をご検討の方は、 中沢内科胃腸科医院までお気軽にお問い合わせください。